ロムニー

 HOME > Note > 素材 > 羊毛

ロムニー

原産はイギリスの沼沢地にあるロムニーマーシュ地方(ケント州とも呼ばれる)です。
気候が似ているニュージーランドに持ち込まれ、現在ではロムニー種(ロムニー種の交雑種も含む)がニュージーランドの集毛量の70%を占めています。
顔や四肢は白く、中くらいの体格です。
比較的、太番手のため主にカーペットなどのインテリアファブリック、オーバーコートなどに使われます。

羊毛の歴史 - ‐ヨーロッパの手仕事‐グレムティッド

ニュージーランドの羊毛の歴史は、こちらの記事でも紹介しています。【羊毛の歴史】羊は昔から様々な地域で品種改良を重ね、牧畜されてきました。その歴史をまとめました。

【原毛】
毛の太さ:37μ~33μ ※μ(マイクロン)=1/1,000 mm
ザラザラとした感触がありますが、握ってみると思ったより柔らかで、若干弾力があります。

【紡ぎ糸】
伸びがよく、紡ぎが細くなってもほとんど切れないため、丈夫さが感じられます。

【編地】
若干ザラザラした肌触りがあり、芯がある感じがします。握ってみると弾力がややあり、握った形にクセがつきます。

 

【参考資料・サイト】
「羊の本」著:本出ますみ 出版:スピナッツ出版 2018年
Wikipedia「ヒツジ」

 

同じカテゴリーの記事

  • 羊大国オーストラリアを象徴する羊種として有名です。羊の中でも極細の柔らく白い毛を持っています。

  • 織り、ニット、フェルトなど様々な用途に使える羊毛です。

  • 山岳地で生息する頑丈な羊種。顔と手足に毛が生えないのが特徴です。

  • 羊毛の構造や機能、年齢や部位による違いなどについて、まとめました。

  • 主にスコットランド北東に位置するシェットランド島に生息。寒冷な土地で、岩などに生えている苔や草を食べる山岳種。スカンジナビア半島が発祥といわれ、英国で最も古い品種。

    PAGE TOP