チュビオット
原産地はスコットランドといわれる。現在はスコットランドとイングランドの国境にある、チュビオットヒルズやサウスウェールズなどの他に、スカンジナビア、南北アメリカ、ニュージーランドに分布。
補助飼料なしでも山岳地で生息が可能な頑強な品種。
山岳種の中で最も有名で、紡ぎやすく、ツイードの服地やニット製品など着るもの全般に応用されやすい。
混合すると他の羊毛を引き立てる性質がある。
毛長:8~15cm
毛量:2~3.5㎏
【原毛】
毛の太さ:35μ~28μ以上 ※μ(マイクロン)=1/1,000 mm
ザラザラしていて、少し硬めの印象。
【紡ぎ糸】
伸びがよく、繊維同士もからまりやすく、紡ぐ前の硬い感じからは想像つかないほど、柔軟に紡げる。
【編地】
硬くも柔らかくもなく、丁度よいといった表現が合いそうな仕上がりになります。
ただ若干、ザラザラするので、肌に触ると少しチクチクする。混合すると他の羊毛を引き立てる性質を利用して、他のソフトな品種の原毛と混ぜて使って肌触りを調整することも出来る。
【参考資料・サイト】
「羊の手帖」著:本出ますみ 出版:スピナッツ出版 初版:1988年 第8版:2016年
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